ブリ-ダ-から子犬を買い取ってすぐに、子犬が咳きをすることがわかった。獣医はケンネルコフと診断し、混合ワクチンを最初からうちなおす必要があるといった。
おかしいと思った愛犬家から、このブログに投稿があった。
この話には重大な事柄が二つ潜んでいる。
1 ケンネルコフはブリ-ダ-のように多くの犬を飼育している犬舎(ケンネル)で発生する伝染性の咳き(コフ)だ。飛沫感染なので、一匹が発病すると、たちまち、多くの犬が感染することになる。この投稿者は感染している子犬を買わされたのだ。
商品の欠陥を隠して販売したとして、返品や損害賠償を請求できる。売買契約書に責任はとらないと書いてあっても、それは当然無効だ。提訴できる。
最近、このような問題が頻発しているようだ。ブリ-ダ-の犬舎が不衛生なのだ。
犬舎が大きいと、ケンネルコフの撲滅はむつかしく、モグラ叩きみたいな対応になるようだ。子犬は大量生産しているブリ-ダ-からは買わない方が安心だ。
2 混合ワクチンではケンネルコフは治療できない。
ワクチンは予防薬であり、治療薬ではない。その医療の基本原理さえ理解してない上記の獣医師はまともではない。もしかしてモグリではないかと疑いたくなる。
ケンネルコフの原因は数多くのウイルス、細菌、マイコプラズマなどだ。
それらの単独感染もあれば、複合感染のこともある。
混合ワクチンの対象ウイルスであるパラインフルエンザウイルスや犬アデノウイルス2型が原因のこともあり得るが、そのウイルスが原因でも混合ワクチンでは治療は出来ない。
病気で体力が弱っているときに、副作用のある混合ワクチンという異物や毒物を注射することは、かえって、病状を悪化させたり、長引かせる。獣医はそれで儲けが増えるが、愛犬家と愛犬にとっては迷惑千万だ。
無知蒙昧な獣医というより、悪徳獣医だ。
マイコプラズマと細菌に対しては抗生物質による治療が可能だ。軽症のときは2~3日、長くても数週間ぐらいで回復する。肺炎に移行させないことが肝要だ。
予防方法は犬舎の衛生管理をしっかりする以外にない。消毒薬のベンザルコニウムクロライドやクロルヘキシジンなどで消毒を定期的に行うことが大切だ。
獣医のHPなどに、混合ワクチンが予防になると記述されているのもあるが、詐欺的な記述だ。ケンネルコフの原因のウイルス、細菌、マイコプラズマの種類は山ほどある。全容解明はされてない。混合ワクチンでは、たった二つのウイルスに効果があるだけだ。
人間の病人が原因不明の神経痛で受診しているのに、頭痛薬を処方しているようなものだ。いい加減な獣医が多すぎる。
愛犬家は悪徳獣医にだまされないことが肝要だ。
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